好評の歴史ノンフィクションシリーズ第13弾!
300万部突破の大人気シリーズ最新刊。今回は、徳川幕府が展開していく過程と、戦国文化がどのように変遷していったかを取り上げます。 家康のやったことは、「戦国日本」を真の意味で「リストラ」することでした。今の日本では「リストラ=首切り」の意味になっていますが、本来の原語(restructuring)は、組織の事業内容を「再編成」することによって立て直すこと。家康はそれをやりました。改めて、家康が持っていた多面性、時代に即した面に光を当て、今まで見落とされていた新たな徳川家康像を提示し、その天才性がどこにあったのかを浮き彫りにします。そして、茶の湯や能、歌舞伎などの戦国文化が江戸時代、どのように変質していったかを考察。中国儒教についても取り上げ、靖国問題の背景についても分析します。
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 徳川幕府の展開(1)鎖国とキリシタン禁制編
第2章 徳川幕府の展開(2)大名改易と浪人対策編
第3章 戦国文化の江戸的変遷(1)茶の湯の変質編
第4章 戦国文化の江戸的変遷(2)演劇の変質編
第5章 戦国文化の江戸的変遷(3)儒学の日本的変容編
第6章 武断政治から文治政治への展開 古兵と遅れてきた青年たち編
ひっさしぶりに読んだ、「逆説の日本史」。
これ、大学の丸善で買って読んでた...なんてリッチな学生時代。
(今は図書館にて借りております)
あの頃1巻が出ていたのに、いまや15巻まで出ているのか...すごいな。
さて、このシリーズはとにかく目からウロコのシリーズで、
当時、もともと歴史大好きだけど、教科書どおりのマルクス史観にどっぷりつかりつつも、
「なにかおかしい」
とモヤモヤしていた私にピッタリの本だったと言えます。
物証も重視しますが、その事件の流れ、必然性、そういったものをまるっと考えて歴史のウラを推理していくこのシリーズはまた、
アームチェアディテクティブ好きの私にもピッタリの書とも言えるでしょう。
この本は、読まなきゃ面白さが伝わらないので、
とくに「へー」と思ったポイントを。
・朝鮮出兵は浪人対策。(公共事業)
・鎖国とキリシタン禁制
・茶の湯の変質(利休たちの生い立ちと茶の湯の平等思想など)
・儒学の日本的変容
・5代将軍綱吉は名君だった!(一番の「へー」)
特に、綱吉の「生類憐みの令」が、今までの「戦国の雰囲気」を一掃し、
文治政治への変換をもらたしたという説に納得。
だよなー。まったく。
「極端な事が起こらなければ、社会はそうそう変容しない」、
ごもっともです。
それから、信長好きの私にはまた喜ばしいポイントは、
当時の宗教というものが、今のような平和なのほほんとしたものではなく、
立派な兵力であったこと、
信長の焼き討ちがあったからこそ、
その後の秀吉による話し合いでの武装解除がすんなり済んだんだよ?、
というのが書かれているのがよかった。
だって信長公をただの残虐非道の魔王って思ってる人多そうだもん。
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